日本で外国人と関わる仕事がしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。訪日外国人旅行客や日本で仕事をする外国人が増えている今、外国人と関わることができる仕事はたくさんあります。
この記事では、外国人と仕事で関わるメリットや、仕事の種類、外国人と関わる仕事に必要なスキルなどを紹介します。外国人と関わる仕事の魅力も紹介しますので、就職や転職に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
「海外が好き」という方のなかには、「外国人と関わることができる仕事に就きたい」という方も多いです。外国人と仕事で関わると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
外国人と関わる仕事の多くは、語学力を必要とするものがほとんどです。そのため、仕事をしているうちに語学が上達するというメリットがあります。語学は一生懸命学んでも、使わなければ忘れてしまいますから、外国語を使って仕事をすることで語学力を維持することもできるでしょう。
外国人と仕事で関わっていると、日本とは全く異なる文化や価値観を持っていることに気づくことができます。一緒に仕事をするためには、お互いの文化や価値観を理解し合うことが重要です。仕事を通して、広い視野を身につけることができるでしょう。
どの国の文化や価値観がいいという優劣はありませんが、外国人と関わる仕事をすることで、今までは気づけなかった日本の良さを再発見できます。当たり前だと感じていたものに対しても見方が変わってきますし、それによって新たなビジネスチャンスやアイディアが生まれることもあるでしょう。
外国人と仕事で関わると、ホームパーティーなどに呼ばれる機会もあるかもしれません。そういった集まりに顔を出すうちに、一緒に仕事をしている外国人以外の友人もできるはずです。たくさんの外国人と触れ合うことで、異文化への理解がさらに深まるでしょう。
外国人と接する機会のある仕事はたくさんありますが、代表的なものをいくつか紹介します。
成田空港や羽田空港、関西国際空港、中部国際空港などは、海外の航空会社も乗り入れており、世界各国からたくさんの人が訪れる空港です。外国人が多く利用する空港でスタッフとして働けば、日常的に外国人と接する機会が得られます。航空会社関係のスタッフもそうですが、空港内のお店やレストランのスタッフなども、外国人と関わる機会があるでしょう。
外資系企業には、本社や他の国の支店から日本に来て働いているスタッフがたくさんいます。上司や同僚が外国人になるわけですから、常に外国人と密なコミュニケーションを取りながら仕事ができるでしょう。日系企業でもグローバル展開している企業なら、外国人と一緒に働けるかもしれません。
街中や施設にはさまざまな観光案内所があります。日本を訪れる外国人の多くは、観光の際に観光案内所を利用するため、観光案内所で働けば、毎日のように外国人と関われます。日本の魅力的な観光地を紹介したり、おすすめのお店を紹介したりと、日本のアンバサダーになって活躍できる仕事です。
外国人旅行者が多いエリアのホテルや、外資系ホテルは、たくさんの外国人が宿泊しています。フロントスタッフやコンシェルジュは、ホテルスタッフのなかでも外国人と接する機会が多いです。あらゆる国籍・人種の人と会う機会がありますので、多様な文化や価値観を学べるでしょう。
日本国内で外国人向けにツアーガイドをする仕事も、外国人と関わる仕事の一つ。1週間近く一緒に観光地を回ることもありますし、単発のツアーガイドなどもあります。外国人と会話する機会はかなり多いですし、仕事ではありますが、一緒に旅行気分で楽しめる場面もあるでしょう。
外国人スタッフを採用している飲食店は多いです。また、外国人スタッフを採用している飲食店は、外国人のお客様が訪れる確率も高く、外国人と一緒に働く経験と、外国人に対して接客する経験が同時にできます。
言葉が通じない人たちのコミュニケーションを助ける通訳士も、外国人と関わる仕事です。日本で仕事や生活する外国人が増えている今、通訳の仕事はビジネスの場だけでなく、医療現場や裁判所などでも需要があります。また実力が認められれば、メディア関係で通訳として働ける可能性も。通訳は母国語と第二言語ともに、高いスキルが求められる仕事です。
日本国内の学校や海外の学校で、外国人に日本語を教える仕事です。国内で働く場合は、留学生やビジネスで日本に来ている外国人に日本語を教えます。日本語は世界のなかでも難しいと言われる言語ですが、それを論理的に指導するスキルが必要です。指導している生徒の日本語が成長すると、大きなやりがいを感じられるでしょう。
外国人と関わる仕事に就くのであれば、身につけておきたいスキルがいくつかあります。スキルを身につけておくことで、就職や転職の際に有利に働くでしょう。
外国人と関わる仕事に就くためになんといっても必要なのが、語学力です。求められる語学力のスキルは、どのような仕事に就くかによって変わります。
日常会話レベルで十分通用する仕事もありますが、ネイティブレベルが求められる仕事もあるので、就きたい仕事でどの程度の語学力が必要か知っておくことは重要です。
得意な語学があるなら、そのスキルを磨いておきましょう。また就職・転職活動の際は、学力を証明できる資格をとっておくことをおすすめします。
語学力と同様に重要なのがコミュニケーション能力です。外国人と関わる仕事は、外国人と積極的にコミュニケーションを取り、一緒に仕事をしたり、外国人をサポートしたりすることになります。相手の話をしっかり聞き、自分の意見を伝えるコミュニケーション力は必須です。
外国人と関わる仕事をしていると、日本の文化について聞かれる機会も多いです。特に外国人旅行客を相手とする仕事に就く場合は、日本の文化や習慣などについて聞かれる機会がかなり多いでしょう。日本人としてなんとなく理解しているつもりでも、改めて聞かれると知らないことは意外とあります。しっかり知識を身につけておきましょう。
特定の国籍・人種と接する機会があるのであれば、相手の国の文化や習慣についての知識を身につけておきましょう。関わりながら学ぶことも多いはずですが、ある程度知識をつけていれば、コミュニケーションがスムーズにできます。さまざまな国籍・人種の外国人と関わる場合でも、色々な文化について学ぼうとする姿勢が重要です。
外国人と関わる仕事をしていると、日本人にとっての当たり前が通用せず、驚いてしまうこともあります。そんな時に「日本ではこうだから」と押し付けてしまっては、良好な関係は築けません。異なる文化や習慣を持つ外国人と関わるためには、柔軟性も必須のスキルです。
最後に外国人と関わる仕事の魅力を紹介します。日本人だけと関わる仕事にはない魅力がありますから、就職・転職を考えている方は知っておきましょう。
外国人と関わる仕事をすると、日本のいいところを世界に発信することができます。日本の文化は広く海外で知られているものだけでなく、まだまだ知られていない文化もあるでしょう。
特に外国人旅行客と関わる仕事に就くと、日本の良さを発信できる機会は多くあります。あなたの発信がきっかけで、まだ世界に知られていない日本の良さが世界で認知されるようになるかもしれません。
外国人と関わる仕事をすれば、海外に行かなくても日本で異文化体験ができます。「海外旅行が好き」という方のなかには、「行きたいけれどなかなか行けない」という方もいるかもしれません。
しかし、日常的に外国人と関わる仕事をしていれば、日本にいながらグローバルな環境に身を置けます。多国籍の人たちと関わる仕事なら、世界中を旅しているかのように他の国の文化や価値観が学べるでしょう。
外国人と関わる仕事に就いて日本の素晴らしさを発信しよう
外国人と関わる仕事はさまざまなものがありますが、日本を訪れる外国人と関わる仕事なら、日本の良さを世界の人に知ってもらうきっかけを作れます。
外国語が得意な方や興味がある方、人とコミュニケーションを取ることが好きな方は、株式会社JTBコミュニケーションデザインでぜひ一緒に働きましょう。観光案内所スタッフや観光事務局運営スタッフとして、日本を訪れる外国人旅行客の旅のお手伝いをしてくれる方を募集しています。