東京オリパラで訪日外国人が困ると予想される事柄は主に5つあります。自分に合った観光情報が分からない、目的地までの経路や美味しい飲食店、無線LAN環境が整った場所の特定、ハラル対応飲食店の情報入手です。観光案内所を整備して利用を促しましょう。
東京オリンピック・パラリンピックでは、訪日外国人が次のような事柄で困るのではないかと予想されています。
1.ネット情報が膨大で自分のニーズに合う観光情報が分からない
2.会場など目的地への経路が分からない
3.美味しい飲食店の調べ方が分からない
4.ハラル対応可能な飲食店の情報収集が困難
5.無線LAN環境が整っている場所が見つからない
こういった問題を解決するためには、訪日外国人に観光案内所のご利用を促すことが重要です。
インターネットの普及により、スマートフォン1つでさまざまな情報を簡単に入手できるようになりました。しかし、ネットに溢れる膨大な情報のなかから、自分のニーズの合った情報を見つけられない、どうやって探していいかわからない、という人もいるでしょう。
また、日本の鉄道は数が多く、乗り換えが複雑です。多言語対応の乗り換えアプリを使って経路を調べられたとしても、実際に電車を乗り換えて目的地まで行くのが困難な訪日外国人もいることでしょう。
このような訪日外国人には、観光案内所を利用してもらうのが一番です。観光案内のプロ・コンシェルジュなら、相談者のニーズや状況をヒアリングし、その人のニーズや状況に合った情報を提供できます。
ムスリム向けの飲食店案内としては、周辺のハラル対応店舗をまとめた情報冊子を提供することで対応ができます。
東京オリンピック・パラリンピック開催にあたり、訪日外国人をストレスフリーな環境でもてなすためには、観光案内所を気軽に利用できる場として整備する必要があります。
たとえば案内所の看板や案内地図、ホームページ、デジタルサイネージなどの多言語表記化、多言語翻訳システム機器・翻訳用タブレットの整備など、情報提供基盤を強化することが求められています。
TBコミュニケーションデザイン運営の観光案内所では、訪日外国人をはじめとしてお客様のために、未来を見据えた進化を続けています。
2021年以降の新しい観光案内所のカタチとして、自宅やホテルのお部屋など、好きな場所から観光案内を受けられる「オンライン観光案内」をスタート。旅行出発前から非対面で接点を持つことが可能になり、訪日外国人がより気軽に観光案内を利用できるようになりました。
TTICオンラインガイド
https://tokyo-tourist-online-guide.livecall.jp/#/
(オンライン観光案内QRコードのURL)
https://www.gotokyo.org/jp/plan/tourist-info-center/images/jp_qrcode.png
受付時間:9時30分~18時(年中無休)
対応言語:日本語・英語・中国語・韓国語
東京オリンピック・パラリンピックに向けて、訪日外国人のために観光案内所が行うべきことは、情報提供基盤を強化し、利用しやすい環境を整備することです。
JDCが運営するオンライン観光案内は、多言語、非対面による観光案内を、利用者の好きな場所で行うことができます。訪日外国人が観光案内所をより気軽に利用できるだけでなく、観光案内所働くコンシェルジュにとっても新しい体験ができる良い機会になるでしょう。
さまざまな国の人たちと交流しながら旅をサポートすることで、外国語のスキルやコミュニケーション能力が自然と磨かれていきます。