観光案内所スタッフ・観光事務局
運営スタッフ 求人情報サイト

コロナ収束後に戻ってきてくれる観光客に

新たな浅草の魅力を伝えられるのが楽しみ

コロナ収束後に戻ってきてくれる

観光客に新たな浅草の魅力を

伝えられるのが楽しみ

美浦 明子 浅草文化観光センター サービス課課長 カウンターリーダー|2016年入社
  1. ホーム
  2. インタビュー
  3. 美浦 明子

日々変わるお客様のニーズに合わせて幅広い業務にチャレンジできる環境

2016年に入社し、2022年現在はサービス課長とカウンターリーダーを兼任しています。

私が勤務する浅草文化観光センターは、台東区が運営する観光案内施設です。浅草駅から近く、多くの観光客の方が旅の初めに立ち寄って情報を集め、プランを立てる場になっています。観光センターの8階には東京スカイツリーや浅草寺という東京の名所を一望できる展望テラスがあり、眺望を求めて訪れる方もよくお見掛けします。

私たちカウンタースタッフの主な業務は、1階にある案内カウンターで、浅草周辺の観光情報をお客様にお伝えすることです。カウンターには日本語・英語・中国語・韓国語に対応できるスタッフが常駐していて、私は日本語と韓国語のご案内を担当しています。

カウンターでの案内業務に加え、リーダーとして13人のカウンタースタッフをまとめるのも私の役割です。また、サービス課長としてパンフレットの作成といったサービス関連企画を主導するなど、責任のある仕事も任せていただくようになりました。特にコロナ禍になってからは、これまでの業務以外にも幅広い業務に挑戦できる環境となり、日々やりがいを感じています。

好きな韓国語や接客業のスキルを生かせる仕事に就きたかった

私は韓国の文化に興味を持ったことがきっかけで、大学卒業後に半年間の韓国留学を経験しました。

せっかく韓国語を学んだので帰国後はスキルを活かせる仕事に就きたいとの気持ちが強かったのですが、地元の茨城県では韓国語を生かせる仕事がなかなか見つけられませんでした。

そんなときに、浅草文化観光センターで中国語担当のカウンタースタッフとして働いていた友人に「韓国語に対応できるスタッフを募集しているよ」と声をかけてもらったんです。

当時私は地元で接客のアルバイトをしていたのですが、友人からの誘いは自身の韓国語や接客のスキルを生かせるまたとないチャンスだと思って入社しました。

コロナ前後で変化した浅草観光客
客層やニーズに合わせて情報を日々アップデート

浅草は国内外から大勢のお客様がいらっしゃる一大観光地です。新型コロナウイルスが流行する以前はインバウンドのお客様が非常に多く、案内所にも続々と人が押し寄せていました。当時はどのスタッフも、1日のほとんどの時間をカウンターでのご案内に割いていましたね。

コロナ禍となり、訪日外国人観光客の方はほとんど見られなくなりました。
一方で、日本人のお客様が増えてきている印象です。日本人のお客様の場合、これまではご年配の方や家族連れの方が多かったのですが、コロナ禍以降は10〜20歳代の学生や、小さなお子様のいる家族連れの方など若い世代にシフトしています。
特に都内在住の若い方が近場での観光として「浅草」を選ばれている傾向にあり、皆さんで着物を着たり、インスタ映えするグルメを楽しまれたりしています。

また、日々変化する感染状況や国からの要請に基づき、浅草にある施設や店舗の営業状況も常に変動しています。そのためお客様から「今はどれくらいのお店がオープンしているか」、「街はどの程度にぎわっているのか」など、電話でお問い合わせいただくことも増えました。浅草観光を楽しみにしている方々のためにも、スタッフがこまめに外出して街の情報を集めるようにしています。

コロナ禍に合った新しい企画にチャレンジ!
観光パンフレットやボードマップなどがお客様から好評

新型コロナウイルスが流行し始めたころ、浅草では観光客の姿がほとんど見られなくなり、それに伴って案内所を利用される方の数も大幅に減ってしまいました。

そこで私たちは、これまでカウンターでのご案内に充てていた時間を活用すべく、いくつかの新たな企画に取り組み始めたのです。

一つは、オリジナルの観光パンフレットを作成したこと。初めて浅草を訪れる方向けに、地図を見ただけではわからない浅草の魅力を、スタッフ目線で紹介するパンフレットです。近隣の商店街の方に掲載の許諾を取りに行ったり、絵が得意なスタッフがイラストを担当したりと、経験したことがなかった業務に挑戦することができました。

次に、バリアフリー対応の見直しと強化です。
浅草文化観光センターでは、障害を持つ方や高齢の方を含め、誰もが旅を楽しめることを目指す「アクセシブルツーリズム」に力を入れており、車椅子やベビーカーの貸し出しを行っています。観光センターには車椅子の方も多くいらっしゃる中、バリアフリー対応の案内を強化する必要性は常々感じていました。
コロナ禍に入ってからは、実際にスタッフが車椅子に乗って浅草の街に出てみて、通りやすいルートや危ない箇所を検証する時間を取ることができました。そこで集めた情報をまとめて、バリアフリーマップも作成しています。

また、案内所の入り口付近にボードマップを設置したことも、この期間に始めた新たな取り組みです。ボードマップは建物の中に入りづらい、ちょっとした質問をわざわざカウンターでは聞きづらい…と遠慮されてしまったりする方に向けて、簡単なご案内ができるような工夫が凝らされています。ボードマップがあることで観光案内所だとわかりやすいと、お客様からも好評ですね。

これまで以上ににぎわった浅草が戻ってくるのが楽しみ

一時期はお客様が大幅に減ってしまいましたので、本当に浅草に人が戻ってくるのかなという不安はもちろんありました。毎日頑張って情報収集していても、入手した情報を提供する相手がいないため、スタッフのモチベーションもどんどん下がってしまいました。
そんな状況でも、コロナ禍やコロナ収束後に向けてパンフレット制作や街での研修など新たな取り組みを始めたことで、スタッフのやる気を維持できたのだと思います。イラストやパンフレット、バリアフリーなど、それぞれに担当業務を振り分けていたため、お客様が少ない期間でも、一人ひとりが責任感を持って意欲的に動けていました。

2022年現在の浅草は、日本人のお客様を中心ににぎわいを取り戻しつつあります。先ほども申し上げた通り、コロナ禍で今までお見掛けしなかったような若年層の観光客が増えました。今後、外国人旅行者が戻ってきてくださったら、以前よりもにぎやかな浅草になるのではないかなと思います。そんなにぎやかな街でご案内できることを想像するだけでワクワクします。

インバウンドのお客様が久しぶりに日本にいらっしゃるとき、きっと“日本らしさ”を感じられる浅草に立ち寄ってくれるはずです。この数年間で浅草のトレンドやお店もだいぶ変化しました。戻ってきてくださった方へ、新しい浅草の魅力や最新の流行をお伝えできるのがとても楽しみですね。

近隣店舗の人と協力して浅草全体を盛り上げていきたい

浅草文化観光センターは、観光客のみならず、近隣店舗の方や区民の方も利用する施設です。ですが、私たちは観光客の方が利用することの多いカウンター業務のため、近隣の方と交流する機会はほとんどありませんでした。

しかし、浅草が街をあげてコロナ対策に取り組むようになったことで、周辺の店舗や商店街の方々と協力する機会が増え、日頃からあいさつを交わすようになりました。すると、皆さんがセンターを頼ってくれることが増え、自分のお店に来店したお客様を観光センターまで連れてきてくださる方も出てきたのです。

近隣の方との交流が深められたのは、この期間があったからこそ。今後はより一層、さまざまな人たちに頼っていただける施設にしていきたいなと思っています。

そして、最近では商店街の方たちと協力し、浅草観光を盛り上げるプロジェクトにも取り組み始めました。今後は、商店街の方たちとも積極的にコミュニケーションを取って、皆さんが提供してくださった情報を、私たちから観光客に発信していきたいです。

一日の流れについて
0109:00
出勤施設オープン、引継事項やメールの確認
0210:00
スタッフ研修新人スタッフの研修、スタッフ全体のフォロー
0312:00
パンフレット管理在庫確認や発注
0413:00
各スタッフの進捗確認スタッフと各々の担当業務の進捗状況を確認
0514:00
休憩
0615:00
資料作成ご案内用資料・業務マニュアルなどの作成
0718:00
退勤
これから出会うお客様へ今まで以上に役立つ情報を提供できるように日々準備を続ける

ここ数年で、弊社が運営する他の案内所のスタッフや、日本政府観光局(JNTO)が管轄する観光案内所の方々のお話を聞く機会が何度かありました。お話を伺った皆さんに共通しているのは、一度はモチベーションが下がってしまったものの、今後必ず戻ってくるであろう観光客のために、前向きに準備されていることです。

私たちも、今は厳しい状況でも、観光業界はきっとまた盛り上がってくると信じています。浅草に人が戻ってきたとき、今まで以上に良い情報を提供できるよう、日々準備しているところです。観光業に興味がある方は、ぜひ一緒に浅草を盛り上げていきましょう。

future
OTHER INTERVIEW その他の先輩社員

othersその他のコンテンツ

INTERVIEWスタッフインタビューComming soon!
COLUMNコラムComming soon!

contactお問い合わせについて

よくあるお問い合わせはこちらから
JTBコミュニケーションデザイン
エリアマネジメント部 交流推進事業局
03-5657-0697施設運営スタッフ求人担当まで

COMPANY企業情報

企業情報を見る
COMMUNICATION DESIGN FOR TOMORROWCOMMUNICATION DESIGN FOR TOMORROW
ENTRY応募はこちらから